2024.11.05

Gente di Mare Interview 松田珠希(後編)

モデル 松田珠希

Interview


モデル・松田珠希さん(後編)


モデル、松田珠希さんを「ジェンテ ディ マーレ」のショールームにお迎えした後編では、今季松田さんが注目したアウターを中心に、独自のファッション観、スタイルキープの秘訣までたっぷりお話いただきました。最後まで、お楽しみください。

松田珠希

イタリア・フィレンツェ発のDUNO(デュノ)の人気ダウンジャケット、『ペギー』の新型。今季は袖口にリブニットのサムホールと、見頃の両サイドに、ジップで開閉できるスリットをプラス。ダウンジャケット¥93,500(税込み) その他/私物

私史上、“初ダウン”の予感

DUNOのアウターは何度か撮影で着用したことはあったのですが、実はダウンジャケットは一枚も持っていなくて…。理由は、これまでスポーティな装いをすることがほとんどなかったため。でも昨年ヘアスタイルをショートにしてからは、本来の私を取り戻したからか、カジュアルな装いも積極的に取り入れるようになりました。人生初となるダウンジャケットに、挑戦したい気持ちも沸々と湧いています。

DUNOのダウンジャケットといえば、タウンユースで着られるスタイリッシュなデザインが特徴的。たっぷりした身幅に、一見短丈だけど腰回りはしっかり隠れるシルエットは汎用性も抜群。ジーンズと合わせてもカジュアルになり過ぎず、今どきのバランスが楽しめそうです。

松田珠希

使い勝手のいいWファスナー仕様のダウンジャケットは、高品質で撥水性に優れたナイロン素材。羽抜けを防ぐダブルパックには、ダウン90%×フェザー10%を搭載。ファッショナブルなスタンドフードは、防風にもひと役(取り外し不可)。

“アズーロ・エ・マローネ”!?

最近の嬉しい発見は、今季のトレンド色に挙げられるブラウンが、自分にもなじむようになってきたこと。このダウンジャケットは、流石、イタリアブランドの配色センス! 光沢を放つ上質なテキスタイルによって、ブラックにもブラウンにも見える絶妙な色が採用されています。今日着ているネイビーシャツ×ブルージーンズとも、抜群の相性。「ジェンテ ディ マーレ」のスタッフの方に聞くと、このバランスは、イタリアの洒落た人たちにおなじみの“アズーロ・エ・マローネ”(キャメル×ネイビー)の法則に近い配色だそう。なにそのかっこいい響き…、積極的に取り入れなければ!!

実際に袖を通してみると見た目以上にアームホールが広いので、これならローゲージニットとのレイヤードもストレスなく楽しめます。ディテールのきめ細やかさにも、正直驚かされました。例えば、サイドジップスリット。これがあることでシルエットが絶妙に変わるので、コーディネートの幅も広がります。もちろん、こもった熱を逃がす役割も。私のお気に入りは、袖口に設けられたニット地のサムホール。長さもあるので温かく、手袋をしているようなニュアンスも楽しめて一石二鳥。手にしたら、今季はこればかり着てしまうかも…。






松田珠希

松田さんが試着したのは、ローファーやデッキシューズの名作で知られる、老舗シューズブランド、セバゴの『ジェームス』。ガラス加工によって傷が付きずらず、少々の雨でも心配なし。レザーシューズ¥49,500(税込み) その他/私物

美姿勢は一日にしてならず!

モデルという職業柄、立ち姿には常に意識を配っています。でもこれといったスポーツはしていなくて、ひたすら歩いて体感を鍛えるのが日々のルーティン。この方法が、自分に最も長続きするとわかったから(笑)。ひとり旅をするときも1日中歩きまわっているので、エレガントで快適な履き心地のレザーシューは、私のスタイルに欠かせない逸品です。歩くとなったらスニーカーでもいいのかもしれませんが、例えば「帝国ホテル」のような素敵な場所にもふらっと気軽に立ち寄りたいので、足元がきまっているとそれだけで自信につながります。

試着させていただいたレザーシューズは、今季から「ジェンテ ディ マーレ」でレディスの展開がスタートする、セバゴの一足。ドレスシューズにモカシンが融合したような一足は、ありそうでなかったデザイン! 革も柔らかく軽いので、フィット感も快適。要チェックアイテムです!






松田珠希

イタリア発のHevo(イーヴォ)によるロングコートは、上質なヴァージンウールがたっぷり使用されたタイムレスなデザイン。大きめのラペルに、スロートラッチ(チンウォーマー)などのディテールが、マスキュリンな印象を醸し出す。コート¥148,500(税込み) その他/私物

推しの前では…

こういう目打ちのしっかりした上質なコートを纏うと、真っ先に出掛けたい場所を妄想してしまいます。私の場合は、永遠のアイドル=玉置浩二さんのコンサートなどなど…。会場に行くときは、いつ玉置さんに抱きしめられてもいいように(笑)、ばっちり決めていきます。

そんな私的なことから入ってしまいましたが、このイーヴォのロングコートはメンズのアウターづくりからスタートしたブランドだけに、仕立ても秀逸。特に、首から背中にかけてすっと落ちるシルエットが印象的です。マニッシュななかにラグランスリーブなどの女性らしいディテールも施されているので、削ぎ落とされた美しさを求める大人の女性にぴったり。華やぎシーンには、あえて真っ赤なリップにクラシックなハンドバッグ、ヒールなどでセンシュアルにまとめても素敵だと思いました。

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